2018年開幕第2戦で、福岡ソフトバンクホークスの強力打線を抑えて見事プロ初登板初勝利を挙げたドラフト1位投手の田嶋大樹(たじまだいき)

5回1失点(被安打1、与四球3、4奪三振)と堂々の内容で試合を作り、チームにシーズン初勝利をもたらしました。

 

即戦力左腕の呼び声高く、注目された中での登板で結果を残した田嶋。

そんな彼のデビュー戦投球内容、持ち球や特徴、新人王の可能性などについてまとめました。

画像引用元:オリックス・バファローズ公式サイト

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田嶋大樹のプロ初登板、ソフトバンク打線に対する投球内容

2018年3月30日、敵地・福岡での開幕第2戦を任された田嶋。

先頭バッター今宮を自慢のストレートでねじ伏せプロ初奪三振を記録したものの、2番川島には粘られた末11球目のストレートをホームランにされ、プロの洗礼を受ける形に。

続く3番柳田にもしっかりと見極められフォアボール、二盗も許して嫌な感じはありましたが後続の内川、デスパイネを抑えてプロ初イニングを最少失点で切り抜けました。

 

試合序盤はあまりキャッチャーのミット通りには制球できず、打者一巡した2回の終了時点で球数は65球

本人も「立ち上がりは気持ちが前に出すぎてしまい、力んでしまいました」と振り返ったように、若干空回りしていましたね...。

 

しかし、ここから修正して5回を108球で投げ抜くあたりが、田嶋のスゴいところです。

立ち上がりは浮く傾向のあった変化球も、回を追うごとに低めにおさまるようになっていました。

球威抜群のストレートの最速は150キロをマーク(初回の柳田への4球目)。

緩い変化球も交えて常時145キロ前後を計測したストレートを引き立たせ、凡打の山を築きました。

 

5回降板時点では同点でしたが、圧巻のピッチングに奮起した味方打線が6回表に3点を勝ち越したため勝利投手の権利を獲得、その後は継投策で逃げ切り勝利したため田嶋はうれしいプロ初勝利を手にしました。

オリックスの新人投手が開幕カードで先発勝利を記録したのは、阪急時代の54年以来、実に64年ぶりの快挙だったということで、今後の活躍にも期待が膨らみます。

 

【2018年3月31日 福岡ソフトバンク対オリックス 試合ダイジェスト】

持ち球はストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボール(+SFF?)

田嶋の一番の武器は、最速152キロを誇るストレートです。

デビュー戦でも自信を持って投げ込み、川島のホームラン以外はほとんど芯でとらえさせませんでした。

 

そんなストレートのスピードをより引き立てていたのが、115キロ前後の緩いカーブ

リリース直後にフワッと浮き上がりストンと落ちるカーブは、緩急だけでなく、打者の目線を上下させ惑わす効果もありそうです。

 

決め球の変化球はスライダーとチェンジアップ。

スライダーはよく横滑りしており、デビュー戦を見た限りでは<115キロ前後・125キロ前後>の2段階でスピードを変えながら、器用に投げ分けていました。

右バッターから逃げる軌道で変化する125キロ前後のチェンジアップは、デビュー戦では制球が効かずあまり多投できませんでしたが、しっかりとコントロールできれば決め球として使えるはずです。

 

その他にも、135キロ程度のカットボール、SFF(スプリッター)も持っているということで、力強いストレートを軸に、数種類の変化球でタイミングを外して的を絞らせないピッチングスタイルと言えそうです。

 

【Bs田嶋 粘りの投球でプロ初勝利!!】

田嶋オンリーの独特なフォームでリリースのタイミングが取りづらい

ストレートを各バッターが打ちあぐねる要因の一つに、田嶋ならではの独特な投球フォームがあります。

プレートの左端から、さらに左方向に踏み込んで、そこから大胆に右肩を開いて倒れこむようにスリークォーターで投げ込むオンリーワンのフォーム。

 

右肩がはやく開くのは一般的には悪とされるフォームですが、田嶋の場合は左腕がよくしなって遅れて出てくるため問題なし。

むしろ、右肩の開きによってバッターからすれば「まだリリースされないのか」という感覚になるのかもしれません。

テイクバックがコンパクトで小さめなのも、和田毅や上原浩治などに共通している「ストレートで打ち取れる投手」の特徴です。

 

リリース後に一気に解放したパワーが反動となって、左膝が高く突き上がる形になるフォームも躍動感十分で、「打てるものなら打ってみろ」と表現しているようにすら見えます。

 

冷静なマウンドさばき、緊張下でも実力を出し切れる度胸、そして躍動感あふれるフォーム。

唯一無二の田嶋のピッチングフォームは、プロでも十分に通用しそうです。

 

目標通り二桁勝利を挙げれば、新人王は自然と手中に

敵地で、リーグ屈指のソフトバンク打線を抑えて初勝利を挙げた田嶋。

期待に違わぬピッチングを披露し、新人王の有力候補として一足先に名乗りをあげました。

 

実際に新人王を狙えるのかどうかですが...デビュー戦の3回以降のピッチングは、2番手ローテであっても勝ち星を積み上げられる内容でした。

仮に現ローテのままで二桁勝利を達成したとすると、かなり優秀な防御率を記録している可能性が高く、その成績は文句なしで新人王受賞基準を満たしていることでしょう(もちろん他のライバルの成績にもよりますが)

Q1:俺のココを見てくれ!(セールスポイント・アピールポイント・チャームポイント)
右バッターのクロスファイヤー

Q8:俺の今シーズン(2018年シーズン)の目標・公約はこれだ!
新人王、10勝以上

球団の公式プロフィールでも「新人王、10勝以上」と宣言されていました。

 

不安材料としては

・味方の援護が続くか

・怪我なく、バテずに1シーズンを投げきれるか

・他球団スコアラーに弱点や癖をあぶり出されないか

あたりでしょうが、アピールポイントとして挙げていた「右バッターのクロスファイヤー(サウスポーが投じる、内角をえぐる対角線軌道のストレート)」がしっかりと投げられていれば、そうそう点は取られない気がします(デビュー戦では逆球になったりで、あまり決まりませんでした)。

 

 

田嶋が新人王を獲得するくらい活躍したとすると、チームも2014年以来のCS出場はおろか、リーグ優勝の可能性すら広がっていそうです。

これからもドラ1ルーキー・田嶋大樹の活躍から目が離せません!

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